『○○するべき』は、『必ず』とか『当たり前』という考え方にとらわれたり、正しいことが良いことで、悪いことは排除する…正論を振りかざすことにもなります。
正論を言われると
確かにわかる…
わかるけど…
疲れる…。
そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
私は親だから子どもたちを正しい方向に導かなければ…と一生懸命でした。
が
そもそも…私の考えは正しいの???
ゴードン博士は著書『親業』のなかで
子どもだけでなくだれに対しても
いかに行動「すべき」か、どういう行動が「よく」て、どういうのが「悪い」かなどの固定観念を非常に強くもっていることが多い。
P21 2章 親も人の子、神様ではない から抜粋
と述べています。
まんま以前の私でした…冷や汗…。
世の中、正しいか、正しくないかだけで判断するのではなく
こんなことに気がつかせてくれたのが親業です。
特に思春期のお子さんは『するべき』や『正論』を言われると、「わかってるよ、うるさいなぁ」と反発してきます。
でも
何十年も使い慣れた?『するべき』は、なかなか、なかなか手放すのが大変ですよね。
『○○するべき』
今でも頭をよぎることはあります…滝汗
そんな時には
なぜ?と自分自身に問いかけます。
すると、私が大切にしたいことが明確になってきます。
明確になった『私が大切にしたいこと』を、タイミングを選んで子どもにわかりやすく伝えると、親の言いたいことがしっかり子どもに届くんです。
コトバとタイミングをとても大切にする親業の学びの中で、考え方を少しづつ変えていくことが出来るんですよ。
『○○するべき』を手放すと、親の思いを子どもは理解しやすくなり、子ども自身も自己開示のチャンスを手にすることができ、親子の間の相互理解が深まります。
相互理解が深まっていけば、お互いの心が通い合います。
その先には、驚くほど温かい親子関係が待っています。