親業とは
米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士(1918-2002)が開発したコミュニケーションプログラムです。
世界の50か国以上で学ばれてきました。
原題は「Parent Effectiveness Training(親としての役割を効果的に果たすための訓練)」。
カウンセリング、学習・発達心理学、教育学など、いわゆる行動科学の研究成果を基礎にしています。
今から50年以上前のアメリカは、普通の家庭…むしろ裕福な家庭の少年による非行犯罪が社会問題となっていたそうです。
ゴードン博士は臨床心理士として心を開いた対話を重ねて少年たちを立ち直らせましたが、しばらくすると少年たちはまた元に戻ってしまうことに心を痛めます。
親としての役割、つまり<親業>を果たすことは、「一人の人間を生み、養い、社会的に一人前になるまで育てる」仕事にたずさわることである。
これほど困難で、能力や努力を必要とする仕事がほかにあるだろうか。しかも、そのための特別な訓練を受けた親が何人いるだろう。親業者のためにどんな訓練プログラムがあるというのか。親業を効果的に果たすのに必要な知識や技能を、いったいどこで手に入れたらよいのだろう。【抜粋;著書『親業』(大和書房))】
ゴードン博士は親教育のワークショップを1962年にカリフォルニア州で開始しました。
多くの親は「親の役割」をはたすために、自分の親から伝えられた経験と、さまざまな情報・知識に揺れながら試行錯誤を繰り返しているのではないでしょうか。この暗闇に手さぐりしている親達に、ひとつの方向が示されるようになりました。それがコミュニケーション訓練−親業訓練講座です。
1979年に日本ではじめて親業訓練講座が開かれてから、親業訓練の理念は親子間だけではなく、すべての人間関係に共通するということに基づき、現在では「自己実現のための人間関係講座」「教師学講座」「看護ふれあい学講座」「ユース・コミュニケーション講座」が開かれています。
なお、1980年に親業訓練協会が設立され、日本全国でインストラクターが活動しています。
参加できる方
どなたでも参加できます。
講座の内容
「親業」(トマス・ゴードン 著/近藤千恵 訳/大和書房)をテキストに
講座の方法
目標はおうちで実践できること。無意識に子どもに接している時に起こりがちな問題点を理解するため
親業とは
米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士(1918-2002)が開発したコミュニケーションプログラムです。
原題は「Parent Effectiveness Training(親としての役割を効果的に果たすための訓練)」。
カウンセリング、学習・発達心理学、教育学など、いわゆる行動科学の研究成果を基礎にしています。
親としての役割、つまり<親業>を果たすことは、「一人の人間を生み、養い、社会的に一人前になるまで育てる」仕事にたずさわることである。
これほど困難で、能力や努力を必要とする仕事がほかにあるだろうか。しかも、そのための特別な訓練を受けた親が何人いるだろう。親業者のためにどんな訓練プログラムがあるというのか。親業を効果的に果たすのに必要な知識や技能を、いったいどこで手に入れたらよいのだろう。
【抜粋;著書『親業』(大和書房)】
多くの親は「親の役割」をはたすために、自分の親から伝えられた経験と、さまざまな情報・知識に揺れながら試行錯誤を繰り返しているのではないでしょうか。
この暗闇に手さぐりしている親達に、ひとつの方向が示されるようになりました。
−それがコミュニケーション訓練−親業訓練講座です。
1979年に日本ではじめて親業訓練講座が開かれてから、親業訓練の理念は親子間だけではなく、すべての人間関係に共通するということに基づき、現在では「自己実現のための人間関係講座」「教師学講座」「看護ふれあい学講座」「ユース・コミュニケーション講座」が開かれています。
受講生同士の話し合いの時間がたっぷりあり、とても楽しい講座です。
共に学ぶ皆さんと話し合う、意見を交わす、相手の話を聞くという時間がとても長い。そんな風にお互いの生い立ちから親との関係までも掘り下げて話をしたことはほとんどないので、とても興味深く、また考える事、気が付いた事が沢山沢山出てきました。人に話し伝えていくことによって、改めて自分の生い立ち、親との関係性を深いところまで考える初めての機会でもあり、自分を見つめ直す良い機会となりました。親から受け継ぎたい良い所、絶対マネしたくない嫌な所も改めて築くことが出来たので、自分と我が子の関係に反映していきたいと思いました。
親業の受講を開始して1年になります。息子との関係に悩んでスタートしました。親子関係は、まだ良くなったり悪くなったりを繰り返していますが、時として、しっかり息子の話を聞くことが出来て、息子が私を信頼し始めていると感じることが出てくるようになりました。続けて、自分なりに練習していかないといけないと思いますが、やっぱり思い切って飛び込んで良かったと思います。私は親としては15歳と未熟ですが、以前との違いは、心の拠り所となる接し方を知っていることです。
より深く掘り下げて学んだ講座でした。以前の講座を振り返りながらも、親業を知る前の自分と知った後の自分、そして学びを重ねていく自分の中の変化に気づくことが出来ました。「もし、親業を知らなかったら」「もし、こに講座にたどり着いていなかったら」と、毎日の親子の会話からなんど気づかされ、なんど救われたかと感謝の気持ちでいっぱいです。少しずつ、親子関係が築かれていくという希望と、人を変えるのではなく、自分が変わっていくんだという強い意志をいただいております。このことを糧に一生の宝として心と心を紡ぎ続けていこうと思います。
この講座の特徴
親業訓練協会が提供するすべての講座に繋がる基本のゴードン・メソッドのエッセンスを6時間でお伝えする講座です。
あらゆる人間関係において、お互いに分かり合えるようになるために、相手の言いたいことを正確に理解する聞き方、自分が伝えたいことを相手が理解しやすいような伝え方をロールプレイやディスカッションなども混じえたワークショップ形式で学びます。
初めて参加したゴードン博士のコミュニケーション講座は、ワークブックとホワイトボードの図を見ながら、具体的なシュミレーションを交えて会話方法と考え方をわかりやすく学ぶことができました。
また子どもの姿をありのまま、目の前の事実を客観的に見るという事をこれまで殆どできていなかったと気づき、反省しました。
本当に親は『しろうと』なんですよね!
親子手帖も拝読し、能動的な聞き方は相手も自分も尊重できる心地よい問いかけ法だなと思いました。
→欲を言えば、このメソッドで私も育ちたかった。笑
帰宅後わたしメッセージでなるべく話しかけるようにしてみら、ふだんより子ども達の言葉数が増えて会話が自然と続くようになりましたよ。
子どもの様子が気がかりな時も、課題の分離という観点から『それは誰の問題か?』と捉え直す事で、私自身まず冷静になり一旦行動を保留することができるようになったのも良かったです。
親業メソッドは信頼をベースに相手との関係を丁寧に構築できるものだと改めて実感じました。
中一の息子と対立関係にあったのですが、講座を受講して共感の言葉かけを意識して話していたら、学校であった嫌だったこと、頑張ったことを話してくれるようになりました。
今まできづけなかったこと、、目からウロコでした。子育てで苦戦、苦労していた原因が理解でき、解決方法を修得できたように思います。子どもとの接し方に悩んでいたので、解決の道すじを教えてもらい、心が軽くなった。子どもだけでなくすべての人間関係をスムーズにしてくれそうで気持ちが明るくなった。
子どもの顔、目を見て話すという当たり前の事の大切さを改めて感じました。また、聞くことの難しさと、聞いてもらえた時の満足感を体感することが出来たので、今後実践していきたいと思います。聞くことに重点を置いて子どもとの関係を深めていきたいと思います。
ネットで、こちらのゴードン博士のコミュニケーション講座~初級編~を知り参加しました。
6時間の講座ということで、相互理解・相互尊重が叶うゴードンメソッドの最低限の内容でも、楽しく参加出来ました。
心理学に興味がある私には、自己研鑽の機会になりました。
いろいろな関係に役に立つ講座
親子関係はもちろん、家族、職場、学校現場、介護や医療現場など、あらゆる人間関係に応用可能な理論と実践を学ぶことができます。
社員研修、新人研修などにもご活用いただけます。
先日は楽しく、かつ丁寧なご指導をいただきありがとうございました。
すぐにお返事できず、また感想をお知らせできず申し訳ありませんでした。
忙しいのもありますが自分の中で浸透して言葉になるのを待っていたこと、そして母、また勤務先の方と、など数日の体験を感じていました。
まずやはりこれまでの私は「あなたのために教えてあげる、考えてあげる」という上からの態度であったのだと心にしみました。
そしてそれは、どこかに「私はあなたの話を元にあれこれと考えを巡らせることができる人間です」と伝えたい(自己肯定感が低いのでつまりは、わかってもらいたい)意識の表れであり、相手が話してくると「待ってました」とばかりに自分の考えを述べるチャンスとしていたのではないかと思いました。
人は自ら変わらない限り、変わらないのですよね。
言葉は知っていても理解できていませんでした。
例え誰かの(この場合は私の)意見によって行動が変わったとしても、言うとおりにしているのと自ら変わるのとは違うのだと思います。
私は「役に立たねば私の存在価値がない」と思い、人の役に立とうとし、かえって役に立たないという…苦笑
そしてその役に立とうと思うことですら、本当は自分自身が自己肯定感と戦っているゆえであることを知りました。
講座の内容
受講料
ゴードン博士のコミュニケーション講座初級編 | 全6時間 | 6,000円+税 |
講座の内容
「相手も自分も生かす」関係づくりを学びます。
「自分らしく生きるための人間関係講座」(リンダ・アダムス、エリナー・レンズ 著/近藤千恵・田中きよみ共訳/大和書房)をテキストに、『今、何をしているか、何がしたいか』という自分の欲求を明確にし、『わたし』を表現する話し方や、自分の人生を自分が主役で生きるための『目標と計画づくり』などを学びます。
今、介護にかかわるあなたに『介護手帖』を副読本として効果的な接し方を身につけていきます。